吾輩はアシカである。
ドイツ式フットケア『JPポドロジー』の専門店、アンフィニ・ビーのキャラクターとしてこの世に誕生したが、このほど目出度く名前を頂いた。
吾輩は・・と冒頭にあるのだから、「魚目足石」とか、「ぽっちゃん」とかの名が付くのかと按じていたのだが…。
年老いたお婆さまが娘さんに連れられて来店された。
聞くところによると、ほとんど寝たきりで、外出には車椅子。トイレに行くときだけ杖を突き、ご家族に支えられながら、の生活らしい。
「今日はどうなさいましたか?」
「自分でトイレに行きたかとよ。」
お御足を拝見すると歴史を感じる大きな魚の目と魔女の爪のように伸び変形したお爪。
「これはこれはご苦労されましたね。」
「自分でトイレに行けるようになったとよ♪」。
で、今では「散歩が楽しかよ~♪」だそうだ。
「私はね、ここに来るとね元気が出るとよ。この子は『げんき君』が良かよ♪」
『げんき』、ありがたく頂戴することにした。